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続・レスポンシブWebデザインとかアダプティブWebデザインとか

渡辺さんが、レスポンシブ・デザインとアダプティブ・デザインの定義を整理してみたのなかで僕の記事に言及してくださったので、改めて自分の解釈を覚え書きしておきます。

身もふたもないことを先に言っておくと、どうもこの「レスポンシブ」やら「アダプティブ」という言葉が最近、好きではありません。意味的にも発音的にも紛らわしく、厄介なことこの上ない。これらをそのまま日本語圏で(カタカナ表記にしろ英語表記にしろ)使うことについては、どちらかというと反対の立場。渡辺さんの記事で説明されているように、「アダプティブ」と言ってもそれがコンテンツの適応性を指すのか、それとも表示上の適応性のみを指すのか、文脈次第で変わるのも好きになれない理由。

閑話休題。レスポンシブWebデザインにしろアダプティブWebデザインにしろ、Webコンテンツをマルチデバイスに対応させるうえでの考え方であることは間違いありません。そして自分には、前者は表示に関する手法であり、後者はコンテンツについての手法と映っています。また、コンテンツとその表示はレイヤーの異なる話であるからして、双方はベン図の包含関係には無い、と感じています(その点、渡辺さんやBrad Frost氏と見解が異なる)。簡単に図解するとこんな感じ:

数あるWebサイトのマルチデバイス対応の手法を、コンテンツや表示の扱い方に基づいて分類した図

補足しますと、

全てのマルチデバイス対応手法がこの図にあるように分類されるとは思っていませんし、複数の手法なり考え方を組み合わせることも少なからずありますが......現時点でしっくりくる整理としてはこんな感じかなと。

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