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2011年の第九演奏会

毎年、この時期に第九演奏会に出向くのが僕にとって恒例行事なのですけど、今年は珍しく二回、演奏を聴きに行きました。例年S席とかA席のチケットを奮発して買っているのですが、今年に限っては発売時期を完全にスルーしてしまい、気づいたときには概ね売り切れていたという。ならばいっそ、安いチケットで二回聴きに行ってやれ、と。いつもと違う席種・場所で聴くのも一興だろうし、演奏を聴きながら一年を振り返っても最近は充実感を得ることが難しくなってきていたから、そういう意味で気分転換になればいいな、とも。

12月19日

読売日本交響楽団「第九」特別演奏会サントリーホール、席は2階5列P32番(つまりステージの後ろ側)。退社が遅れた関係で開演のわずか10分前に到着、慌ててプレミアムモルツを胃袋に流し込み着席。やはり合唱はだいぶ聞こえ方が違ったけれど、指揮者のダイナミックな動きがよく見れたし、指揮者自身の発する音が間近に聞こえて新鮮でした。演奏はだいぶ好みだったので、来年の第九も同じ読響にしようかな。

12月26日

NHK交響楽団ベートーヴェン「第9」演奏会NHKホール、席は3階C10列51番(つまりうんと後ろの高い席)。定時退社したのだけどなかなかタクシーをつかまえられず、またようやく乗れたと思ったら今度は渋滞に巻き込まれ、結構焦りました。しかも、誤ってホールまで距離のある場所で降りてしまったりして。無事間に合ったんですけどね。3階では不思議と白杖をもった方を多く見かけたけれど、団体さんか何かだったかな。とても丁寧な印象の演奏で、あとは人数が多かったぶん合唱の迫力が素晴らしかったです。

一年を振り返ると、やはりどうしても東日本大震災の発生当日のことが強く思い出されたのだけど、こと仕事の面では実に多くの変化に直面してきました。人も、組織も、直接携わる業務内容についても......いまの会社に入って以来、質・量ともに最も変化に富んだ一年だったかもしれません(少なくとも印象としてはそう)。変化を変化と認識する都度、それをどれだけ前向きに捉え次の未来に繋げるか、どれだけ自分の「味方につける」ことができるかって能力を試されるのだけど、どの変化についても何とか乗り切ってこれたと思える程度には、達成感を感じています。また来年も生き延びて、どこかで第九を生で聴けたらいいな。

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