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北京出張中の覚え書き


昨日のことですが、出張先の北京から無事帰国しました。向こうにいるあいだはとにかくネットへの接続が困難で、そのうえPCの調子も悪くてとても覚え書きをする状況ではありませんでした(日本から持参した仕事も全然はかどらなかったという)。Webの閲覧が困難になった原因は、当初先だって発生した台湾地震とそれに伴う海底ケーブル切断の影響だろうと考えていたのですが、結局日本に戻ってきて確認してもらったところ、PCが見事なまでにウイルスにやられていた模様。もちろんNorton AntiVirusは常に動作させていたのですが、そのパターン定義ファイルの「網の目」をすり抜けて、感染してしまったらしいのです。その結果、(対象は不明ですが)DoS攻撃をしかけるよう仕向けられてしまい、ブラウザ等を使った通信ができなくなってしまっていた、ということのようで。同様の報告は社内的には昨年末から数件あったそうですが、僕の場合は向こうで宿泊したホテルで接続しているうちに感染した、と。しかしまぁ、アンチウイルスソフトも完全ではないとはいえ、自分が実際にこういう目に遭ってしまうと辛い&怖いですね。そういうわけで、昨日はまるまるデータのバックアップやらHDDの初期化準備などに追われてしまいました(せっかく成田からリムジンバスで会社に直行したのに!)。
仕事のほうは二日間の日程で会議に参加するというもので、基本的には会場に缶詰の状態。ちなみに昼食は一日目に豪勢な中華料理のお弁当、二日目にはなぜかKFCが配られました。観光する余裕など基本的に無かったのですけど、二日目が予定より一時間早く終わったのを良いことに、一人で天安門広場に行くことに。その後に予定されていたディナーまでに戻ってくるつもりだったのに、いざタクシーに乗ってみれば大渋滞に巻き込まれ……結局、ディナーは大変失礼ながら(もちろんその後お詫びの電話をホテルから入れましたが)諦め、冷たく乾燥した風がごうごう吹きすさぶなか天安門広場を少しばかり散策。天安門事件の真相について自分は正確な知識を持っていないけれど、当時戦車の前に立ちふさがった青年がテレビに大きく映し出されていたのをよく覚えています。そんな場所に今自分が立っていることの不思議さ、縁、偶然といったことをぼんやり考えながら、大陸を渡る風の冷たさを味わったのでした。とはいえ、中国に来る前にさんざん脅されていたほどは寒くなかったと思います。なんかもう、外になんて一歩も出られないor出たくないレベルかなと思っていたのですが。
ちなみに二日目の夜にはちょっとしたハプニングがありまして、一緒に会議に参加された方々からお誘いをいただき飲みに行ったのですが、なんと行ったお店がキャバクラでした。全然そんなことは知らされていなかったので、とにかく驚くやら焦るやら。まさか北京で人生初キャバクラを体験することになろうとは!女の子がずらーっと並んだなかから指名しなければいけない瞬間はとても緊張させられました。日本語話せる人は?って質問に対してはほとんど全員が手を挙げてて、いや皆さん勉強熱心というか仕事熱心というか。

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