Little Wing '94 名前の由来

その由来は、元チーフの大貫さんによると...。

「まず、名付け親は僕ではなく、3代目パイロットの田村光雄さんです。参考までにパイロットとしての記録を示すと、飛行距離144.00m、第3位(1987年、第11回滑空機部門)で、WASA唯一の入賞者でもあります。

名称決定については、鳥現役のみならず広く募集することとし、田村さんはwasa-mlでの応募でした。当時僕がe-mailのsignatureにつけていたリンドバーグ(歌手)の"Little Wing"の一節、「小さな翼が 僕を呼んでる」から思いついたそうで、コメントとして、「Little Wing Big Dream」でもよいのではないか」とありました。

チーフのコメントとしては、無謀なほど大きな夢に立ち向かう、心の中の小さな、しかし決して折れることのない翼、という思いを込めたつもりです。別にこれを口に出したわけではないので、みんながそれぞれ、思いを込めてくれればいいと思います。

1次投票のノミネートは以下の通り。

アーリーバード(EarlyBird)

「早起きな人」「一番機」「先陣を切る勇敢な戦闘機乗り」といった意味。

アバウト(About)

「いいかげん」「てきとう」かつて最終案となりながら反対も多く没になった案。wasa-ml(メーリングリスト)から多数のリクエストがあった。

イオス(Eos)

ギリシャ神話で「あけぼのの女神」。試験飛行のイメージ。

ハンプティーダンプティー(HumptyDumpty)

不思議の国のアリスに登場する、卵の形の怪人。塀から落ちて割れてしまったという歌が有名。

フーゼフリューガー(Fusefluger)

「足で飛ぶもの」を意味する、ドイツ語の造語。なお、上のスペルは間違い。3字目はβ、uにはウムラウトがつく。

フェットガンズ(Fettganz)

ドイツ語で「ペンギン」。

リトルウイング(Little Wing)

最初に書いた通り。

投票は3年生の追いコンの際に、1〜3年生の全員に、それぞれ2つ選んでもらった。また、この時いなかった現役からは、後で投票してもらった。この結果、Little WingとAboutがほぼ同数で、他を引き離した。

決戦投票は現役のミーティングで挙手で行ない、やはり僅差であったがLittle Wingに決定した。またこの時、今後はWASAでも同じ名前、共通の基本設計で完成度を上げる日大のようなスタイルにしていきたいという考えが2年生(うちの代)にあり、年号をつけてLittle Wing '94とした。」