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覚え書き

Diigo Bookmarks 12/11/2016

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続・浅川賞について思うこと

昨年のクリスマスに、「浅川賞について思うこと」という記事を書きました。公益社団法人日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会の企画するWebグランプリにおいて、アクセシビリティに優れたサイトを表彰する浅川賞の選考に、一種の疑義を投げかけたものです。そしてつい先日、2016年の受賞サイトが発表されました。今年については特別賞はなく、唯一、NEC Vision for Social Value Creationがグランプリを受賞されたようです。さて、プレスリリース(なぜPDFなのか......)には、その選考につき以下の説明があります:

登録時自己申告によるアクセシビリティ対応度および、Webサイト診断ツール/専門家による検証に基づいて優秀サイトを選定。その中から浅川氏を含む視覚障がいを持つ審査委員によりグランプリが選出されます。本審査では、代替テキストの適切さ、構造化の適切さ、サイト利用(情報探索等)の容易さ、特色のあるアクセシビリティへの配慮など、当事者の視点に基づいた評価が行われます。

これだけを読むと、昨年までの選考と大差ない、つまり自分が昨年要望したより透明性・客観性ある評価はなされていないと考えられます。WCAG 2.0ISO/IEC 40500:2012=JIS X 8341-3:2016への言及もありませんから、浅川氏を中心とした審査委員が内輪で決めた独自の基準に基づき選考・評価されたのだろうと推測します。そういった意味では個人的に残念極まりないのですけど、Web担当者Forumの記事「NECがアクセシビリティ部門で初グランプリ、334名のWeb担当者が審査した「第4回Webグランプリ」」で紹介されていた、浅川氏のコメントに注目:

Webアクセシビリティに対するビジビリティが向上したことを感じ、当初の目標だった広く知ってもらうことが実現できたと思う。新たなフェーズに来ており、視覚障がい者だけでなく、モバイルユーザーが音声で聞いて楽しいサイトなど、新しい評価方法を審査員と決めていきたい(浅川智恵子氏)。

僕が先述のBlog記事を書いたり、Web広告研究会でお世話になっている某氏に直接口頭で直訴(謎)してきたことを受けてのコメントかどうかは、分かりません。しかしそんなことはどうでも良く、アクセシビリティは障害者・高齢者のためだけに有用な品質特性というわけではないこと、またそういう視点に基づいた評価を今後取り入れたい旨を、言外に表現されたのは大変ありがたいことです。

最後に改めて強調しますが、アクセシビリティの維持・向上に取り組んでいるWebサイトに対する表彰は社会的に有意義であり、浅川賞についても、その取り組み自体は素晴らしいものと考えています。来年以降も浅川賞が継続され、かつその選考なり評価がより良い内容へと見直されることを強く期待します。

Diigo Bookmarks 12/10/2016

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Lighthouseで把握するWebサイトパフォーマンス

この記事は、Webサイトパフォーマンス Advent Calendar 2016の10日目の記事です。数日前に突然、竹洞さんから参加のお誘いをいただいてしまい......正直、取り立ててこの分野に長けているわけではないので、つい最近知ったLighthouseを紹介することでお茶を濁そうと思います(汗

Lighthouseを一言でいえば、Progressive Web Apps(PWA)の品質チェックツールです。そもそもPWAとは何ぞや、となるとまたちょっと表現が難しいのですけど、自分はWebアプリとネイティブアプリの「いいとこ取り」みたいに言うことが多いです。Webアプリ開発の最新トレンド、とも言えるでしょうか。LighthouseはCLIで実行することもできますが、Chromeの拡張機能をインストールして利用するのがお手軽です。英語ですが、導入と使用法の簡単な解説「Using Lighthouse」があります。

Lighthouseは、「Do Better Web(Webをより良くしよう)」という一種のスローガンみたいのを掲げていて、ただ単にPWAに求められる品質のみならず、Webアプリ全般におけるベストプラクティスについても、出来栄えをチェックしてくれます。本校執筆時点では、以下の項目をチェックできます:

  • Progressive Web App
    • オフラインまたは不安定な通信状態でアプリを実行できるか
    • ページの読み込みパフォーマンスは速いか
    • プログレッシブ・エンハンスメントの作法に従っているか
    • セキュアなネットワーク接続を使用しているか
    • 固有のスプラッシュスクリーンで起動するか
    • アドレスバーはブランドカラーに相応しいか
    • モバイルフレンドリーなデザインか
  • ベストプラクティス
    • モダンなオフライン機能を使っているか
    • モダンなプロトコルを使っているか
    • モダンなCSS機能を使っているか
    • モダンなJavaScript機能を使っているか
    • ユーザー体験に悪影響を及ぼすAPIを避けているか
    • アクセシビリティ
    • その他
  • パフォーマンス計測

デフォルトでは上記の全項目をチェックするので、PWAではないフツーのWebページで実行すると酷い成績が返ってくるのですが、注目すべきは「ページの読み込みパフォーマンスは速いか(Page load performance is fast)」の項。これ、竹洞さんが「Web制作を仕事にされているのであれば、使うのを止めましょう」と主張されているPageSpeed Insights(PSI)よりかは、デザイナーや開発者にとって「使える」と思うんですけど、いかがでしょう。PSIと比べ、何をどうすれば良くなるみたいなアドバイスを詳しく提示はしてくれないものの、Lighthouseの方が実用的だと思います。目下、値を出してくれるのは、本校執筆時点で以下の各項(なんか急に訳すの面倒になったので英語表記のママ):

  • First meaningful paint
  • Perceptual Speed Index
  • Estimated Input Latency
  • Time To Interactive

Lighthouseはチェック項目を絞り込めますから、PWAかどうかに関係なく、Webサイトパフォーマンスを把握する目的に限定して使うのもアリではないか......とまぁそんな感じで、今後Lighthouseを活用していきたい所存。

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