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「電子図書館から考える!情報アクセシビリティをめぐる最新動向」に登壇

来たる11月9日、パシフィコ横浜で催される第19回図書館総合展で、フォーラム「電子図書館から考える!情報アクセシビリティをめぐる最新動向」に登壇させていただけることになりました。貴重な機会をいただいた植村さんには、大変感謝しています。同時に、当日お越しになる皆様に少しでも参考になるようなお話をしなければと、残りあと1ヶ月少しのあいだ、何をどう準備をしようか思案しているところです。以下は、フォーラムのページからの引用:

図書館が市民の知の基盤として機能するためには、蓄積された情報に誰もがアクセスできるようになっていなければなりません。

アクセシビリティに関連する国際的動向としては、2017年1月にIDPFがEPUB Accessibility1.0を含むEPUB3.1を策定しました。そのIDPFは2017年2月にW3Cに統合され、電子出版とウェブ技術の融合に向けて取り組みが進んでいます。

国内の動向では、国および地方公共団体等のウェブサイト等が誰もに利用しやすいものになるように、JIS X 8341-3:2016と、その手順書である総務省「みんなの公共サイト運用ガイドライン」が改正され、今年度末までの適合レベルAA準拠を推奨しています。その対象にはもちろん図書館のウェブサイトや、ウェブを通じて提供される電子図書館サービスも含まれます。

本フォーラムでは、このような国内外の動向を踏まえ、知の基盤としての図書館および電子図書館に関するアクセシビリティや、進むべき方向について意見を重ねていきます。併せて、進化し続ける電子図書館TRC-DLの新機能についてもご紹介する予定です。

言わずもがな、自分は図書館とか書籍の世界に関して十分な知見を持ってはいないのですけども、出版とWebの2つの世界が融合しつつあるなかで、「Webの」アクセシビリティに比較的長く携わってきた立場・視点から意見を述べさせていただく、というのが今回の登壇で期待されている役割と認識しています。そういう意味では以前、「ウェブから学ぶ電子出版の可能性~多様な読書スタイルを考える~」というイベントにお招きいただいたときと近いスタンスで臨むことになるでしょうね。

僕個人としては、『電子書籍アクセシビリティの研究』公刊記念シンポジウムで初めてお会いした植村さんとの対談を、当日とにかく楽しみたいと思っています。植村さんのご経歴は、例えば視覚障害者の購買行動におけるコミュニケーションを考える | DNP生活者潮流にありますけれども、

1968年、岐阜県生まれ。1975年にスティーブンス・ジョンソン症候群で失明。岐阜県立岐阜盲学校を卒業後、病院リハビリ勤務。その後、2014年に立命館大学大学院先端総合学術研究科を修了(博士、学術)。同年4月から立命館グローバル・イノベーション研究機構勤務を経て、2016年4月から株式会社図書館総合研究所に勤務。専攻は、障害学、社会学。電子書籍や電子図書館を中心に、文字情報への視覚障害者のアクセシビリティを確保する体制整備について研究している。

ということで、自ら視覚障害当事者でいらっしゃると同時に、「どちらかといえば」アカデミック寄りの切り口からアクセシビリティに取り組んでこられた方です。いずれも自分には無い部分であり(老眼が進んできたとはいえまだ目は見えているし、アクセシビリティへの取り組み方はビジネス視点だったり趣味的だったりする)、きっと楽しい対談になるはず。もっとも、それで参加してくださる皆さんも楽しいと感じるかは別の話なので......僕が感じるであろう楽しさをどう共有するか、も準備におけるテーマの一つになるかな。

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