@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

Fw: 「The NEXT WEB CONTENT 2015」開催報告

去る10月24日に開催された「The NEXT WEB CONTENT 2015 これからのWebコンテンツ、どうなる? こう変わる!?」のイベントページが更新、開催報告が掲載されました。参加者の皆様からは概ねご好評をいただけたようで、大変ありがたく思っています。セッション個別にお寄せいただいた感想も掲載されましたので、基調講演へのご感想に以下コメントさせていただきたいと思います。

未知のデバイスのお話や、変化に耐えられる品質を保てるかという点がとても印象的でした。

Web技術を適切に使うことで、変化に耐えうる(≒アクセシブルな)Webサイト構築は十分可能ですし、そういう品質にもっと目を向けるべき、というのが自分の主張でした。「変化」と「品質」、いずれも強調したかったキーワードであり、意図を汲んでいただけて嬉しいです。

どんなデバイスの変化、進化があってもアクセシビリティが求められることのが不変であることを再認識できました。それをさまざまな角度から紹介してくれたセッションだったと思います。面白かったです。

Webサイトを構築し運用するというのは、ユーザーにコンテンツを提供し、そこで何がしかのコミュニケーションを実現することと同義。その意味でも、技術や環境が今後どう変わろうと、コンテンツをアクセス可能にし続けることの必要性は変わらないでしょうね。ありがとうございます。

デザイナーに求められる役割が変化しているように感じました。見た目を美しく整えることから、使いやすさなどの機能面に一歩踏み込んだデザイン、構築や運用の面からもデザインを考える必要があるように思います。

元来、Webのデザインにおいて表層的な見た目のみならず、視覚化できない領域を含めさまざまな側面から(情緒的価値と機能的価値のいずれも)デザインを考える必要はあったと思います。しかし、いわゆる「マルチデバイスの時代」を迎え、そういう機能的価値への意識がますます求められつつあるのかもしれません。

Webを見るためのデバイスはもちろん、Webを見るシチュエーションも変わり続けているということについて、意外に気づいていない自分にびっくりしました。

そういう気づきを得ていただけたのであれば、まさに講演させていただいた甲斐があったというものです。登壇者冥利に尽きます。これからのWebデザインは、やはりその変化(特に「多様化」)に対しいかに(できれば低コストで)対応すべきか、が重要なテーマになると思っています。

Webの歴史からこれからの方針、進む方向を予想する一連の流れは先を読むという行動に影響を強く受けました。スマートフォンに対応するだけでなく、増え続ける様々なウェアラブル端末への対応についても一考するとても良い機会でした。

講演でもお話しましたように、iPhoneが発売されてまだ10年も経っていないのに、やれモバイルファーストだのレスポンシブだのと、Webデザインは変化してきました。新しいデバイスなりスクリーンが台頭する都度Webサイトをスクラップ&ビルド、ではコスト的に見合わないくらい、昨今の変化のスピードは凄まじいものです。そういうタイミングで、今回のようなテーマで講演できたのは僕自身、とても良い機会でした。

なお、開催報告では各セッション冒頭で披露されたオープニング動画も掲載されています。自分が「The NEXT WEB CONTENT 2015」を終えてのなかで動画は後日、YouTubeなどで公開はされないのでしょうか? イベント当日の来場者限定とするには、ちょっと勿体無いと思うぐらい、素晴らしい出来だったと思います。と書いていたものですね。基調講演については、以下のオープニング動画でした:

いやぁ、素晴らしい出来なんですけど、この動画の直後に登壇というのは、やっぱりハードル高かったですw でまぁ他のセッションのオープニング動画も是非ご覧いただきたいのですが、なんといってもセッション5のが最高ですね。当日は時間の兼ね合いから再生されずお蔵入りしてしまうかと思われたものなのですが......「ここまでオッサンばっかじゃない?」「だね。」「お!掃き溜めに鶴。」のやり取り、最高。

現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2015年11月 > Fw: 「The NEXT WEB CONTENT 2015」開催報告
Google カスタム検索を利用しています