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鳥になる!人力飛行機大研究

会場に飾られていた、今年の鳥人間コンテスト出場機のプロペラと、スクリーンに映し出される過去の日大の人力飛行機

8月14日の覚え書き。午後半休を取り、自宅最寄駅で息子と合流、その後東京国際フォーラム ホールD5へ。丸の内キッズジャンボリー2015で、日本大学の安部先生が講演される「鳥になる!人力飛行機大研究」に参加しました。ちなみにキッズジャンボリー、姉曰く当選確率が低いということなんですが、どういうわけか息子は12日の「飛行機はどうして飛べるのか 〜未来の翼を考えよう〜」にも当選・参加していました(そのときは嫁さんに連れて行ってもらった)。実態はわからないけど、同じ年度で二つも特別講義に参加できるとはラッキー。

開始前は、日大人力飛行機の歴史や過去の記録飛行なんかの映像をスクリーンで再生。途中、自分もチームの一員に混ぜてもらって参加したOBチーム、Team Typhoon #09の写真も(汗)。開始後に案内されたのは、人力飛行機の講義が50〜60分、飛行機クイズが10分、紙飛行機の製作および試験飛行が10分、最後に質問コーナー10分という流れ。しかし講演が1時間に収まらず、お話の最後のほうを端折ってなお、一通りのプログラムをこなし終わったのは終了予定時刻を15分も過ぎた頃。そもそも参加費無料のイベントですし、出血大サービスという感じだったでしょうか。

講義の内容は、ダイダロスとイカロスの神話に始まり、動力飛行に至るまでの簡単な歴史、そして人力飛行機の歴史から日大の歴代機体の紹介へ。人力飛行機そのもの、の解説については、操縦席の形から入って行って、操縦方法、翼のかたちなどなど。飛行機の開発プロセスについても、設計・製作と飛行試験に大別して、それぞれにおいて行うことを分かりやすく説明してくださいました。機体重量の紹介なんかで引き合いに出されていたのは、2003年に琵琶湖大橋まで到達したときのメーベ(機体は35kg)。平綿さん、当時体重50kgで安定した出力が可能なのは230Wだったとか。

クイズ大会の設問、人力飛行機に関係ないものも結構含まれていたのは微妙。息子は最後のほうまで立っていたのだけど(ラストの「バックできる飛行機はある?」で間違えた)、残っていた子同士のじゃんけんに敗れ惜しくも賞品の模型飛行機ゲットならず。最後の質問コーナーの時間は、そこそこ盛り上がりましたねぇ。というのも安部先生、講演をするとパイロットに関する質問を受けることが多いということで、今年の鳥人間コンテストで飛んだパイロットさんを会場に連れてきていたんですね。すると見事に? 子供達からパイロットさんへの質問が集中w 以下は、主なやり取りを記憶の限り書き起こし:

飛んでいるときにトイレに行きたくなったらどうするの?
行きたくならないように、飛ぶ前にちゃんとトイレに行きました。
体調管理はどうしていたの?
風邪をひかぬよう、うがい手洗いなど。あとは脂っこいものを避けるとか、食べ物に気をつけてました。
トレーニングは辛い?
同じ場所でずっとエアロバイクをこいでいたのは辛かったです。
どうしてパイロットになったの?
先輩との会話のなかで、将来の職業としてパイロットになりたい、と言っていたのが、いつの間にかパイロットを目指すことに!?
パイロットの決め方は?
入学から8ヶ月後に体力テストを実施。その結果だけでなく、人柄などもみて総合的に選出。
飛んだときの気持ちは?
最初は無我夢中でした。操縦がうまくいったときは気持ちよかったです。
先輩が嫌だと思ったときはある?
つらいことは多いですね。理不尽なこと言われたり、行きたくない飲み会に行ったり......w
初めて飛行機に乗ったのは?
3歳のとき。「人力」飛行機に初めて乗ってからは、まだ一年も経ってない。日大には練習機があるので、じきに次のパイロットが練習し始めます。
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