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千畳敷カール〜宝剣岳〜中岳〜木曽駒ヶ岳 山行

千畳敷カール

1泊2日で、久々の山行に出かけてきました。天候不順やら仕事の都合やらで、今年の夏はまったく山登りに行けず、それが自分のなかでは結構なストレスになっていたのですが、ようやく解消できた感じ。

一週間前までは、台風16号が通過した後の台風一過を狙い、有給休暇を使って表銀座縦走を目論んでいたのですけど(台風は早々に温帯低気圧に変わった)、深夜バスが満席かつ月曜に打合せが入ってしまい不可能な状況に。それでも久々に好天が約束された週末、どこにも行かないわけにはいかない!!というわけで思案した結果、千畳敷カール、宝剣岳、中岳、木曽駒ヶ岳に行き先を決定。ロープウェイで高度を一気に稼げるうえ、近隣を歩き回るにもそれほど時間を要さないので、1泊2日でも十分堪能できるだろうという読み。

果たしてその読みは当たり、好天と紅葉とに恵まれ、充実した山歩きが実現できました。これならもう、今年は表銀座縦走を諦めてもいいかな......と思ってしまったほど(まだ未練はあります)。写真はMt. Kiso-Komagatake 2014 - an album on Flickrにまとめました。

1日目(9月27日)

  1. 6:15に家を出発、まずはコンビニで現金引き落とし。手数料を払うのは悔しいけれど、前日までに下ろさなかった自分が悪い。
  2. 新宿駅から7時ちょうど発のスーパーあずさ1号に乗車。乗車券、特急券込みで6,590円。既に自由席車両は通路に人が立っているほどの混雑ぶり。
  3. 1時間くらい立ってたかな、駅名は忘れたけれど、目の前に座ってらした老夫婦が降車したので、ようやく座ってKindle本読書。
  4. 上諏訪駅で自分も降車、反対側ホームにいた豊橋行きの各駅停車(3両編成)に乗り換え。そこからはひたすら遊佐未森さんの音楽を聴きながら窓の外を眺める。
  5. 10:51に駒ヶ根駅着。駅構内の観光案内所で聞いたところ、往復乗車券はバス車内では売っていないが割り引かれるわけでもないので問題ないとのことw
  6. 11時ちょうど発のバスに乗って駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅へ(1,030円)。着くなり、係の人から整理券を渡される。案内板によれば12:59の案内になる予定。
  7. 1時間近く時間があるということで、きのこそば(600円)の昼食。山小屋でお釣りが出ないのも嫌なのでくずそうと思ってたら、食券の券売機で1万円札が使えた。
  8. 案内されるよりも前に駅舎のなかで切符は買えることを聞き、慌ててロープウェイ乗車券を購入。3日間有効な往復乗車券で、2,260円也。
  9. ロープウェイは満員のため、ほぼ身動き取れず、進行方向向かって左側だけを眺めることに。乗車時間は7分半。これで約1,000mの高度を獲得できる。
  10. 千畳敷駅で降りたときはちょっと曇っていたけど、あっという間に晴れ渡って、千畳敷カールの素晴らしい眺めを堪能。いつまでも眺めていたかったけど、八丁坂から登山開始。
  11. 混雑に巻き込まれることなく乗越浄土に出て向かった先は、宝剣山。途中、スリル満点の鎖場があったけど、問題なく登頂。時折雲に阻まれるも、しかし素晴らしい眺め
  12. 近くにいた方がやっていたのに触発され、その方に自分のカメラを預けて、自分もモノマネ=頂上で看板を高く突き上げる様の記念写真を撮っていただいた。
  13. ちょっとでも風が強かったり、岩が濡れてたら絶対できなかったはず。高所好きの自分でも、膝が震えたのわかったもの。いやぁ滑落しなくて良かった。
  14. 宝剣岳を降り、宝剣山荘、天狗荘の脇を抜け、中岳に登頂。まったりしてたら、近くでテレビか何かの中継をやってました。ローカルな番組かしら?
  15. 宝剣岳山頂からも目にしていたけど、御嶽山から上がる噴煙が気がかり。この時点では、そもそもiPhoneに電波が届かなくなっていたこともあり、まさかあれほどの惨事になるとは予想だにせず。
  16. 頂上山荘に向かい、1泊2食のお金(8,700円)を払う。10人部屋に荷物を置いて、夕食までの時間を利用し木曽駒ヶ岳に登頂。荷物が無いこともあったけど10分もかからなかった。
  17. 夕食はご飯&みそ汁はおかわりしました。美味い......。
  18. 夕食の後は特にやることもなく、ただひたすら寝るしかない。三日月が出てたらしいけど、ちょっと曇り空らしくて、星を見に外に出る気にもなれず。

2日目(9月27日)

  1. 前日、夜10時くらいに目覚めてしまって、しばらく眠れなかったりして、やはりいつもと違う時間には身体が休んでくれないらしい。
  2. 次に気付いたときには部屋には誰もいなくて、時計を見れば日の出の直前。慌てて厚着をし、カメラだけ持って木曽駒ヶ岳に登頂。焦っていたぶん、前日よりもさらに短時間で登頂w
  3. 5時半過ぎ、曇の合間からのご来光を確認。朝食が6:15からだったので、それほどゆっくりすることもなく、下山。
  4. 身体を重くしたくなかったので、朝食ではご飯のおかわりは自重、ただしみそ汁はおかわりしました。10分ほど食休みして、6時半に宿を出発。
  5. 今回の山行では3度目となる木曽駒ヶ岳登頂後、濃ヶ池に向け稜線歩きをスタート。途中、コースを誤ってしまい引き返すハプニングも。気付いたから良かったけれど、少し前を歩く人に釣られてしまった格好。彼は大丈夫だったんだろうか。
  6. 濃ヶ池分岐で小休止。ゼリー飲料を2つ消費して、再び歩き始める。濃ヶ池は水の量こそ少ないものの、穏やかな湖面に映る紅葉が美しかったです。
  7. 今度は駒飼ノ池へ向けて歩いていくのだけれど、やっぱり途中でコースに不安を感じ、引き返して出くわした方に確認を取る。結論としては正しかったものの、だいぶ疲れてしまった。
  8. 駒飼ノ池を抜けて、宝剣山荘の脇に出るまでの登りは相当にきつかった。逆にいえば、心肺機能に対してはかなりいいトレーニングができたはず。心なしか、空気の薄さも感じた。
  9. かなりの人数の登りの人々とすれ違いながら、八丁坂を下り、八丁坂分岐点へ。前日は歩かなかった、剣ヶ池を巡るコースを歩いて、ロープウェイの千畳敷駅へ。
  10. 整理券を配ってなかったのでラッキーと思いつつ行列に並べば、自分のちょうど目の前で定員に達してしまい、次の便に乗ることに。まぁ一番で乗車し窓際の立ち位置を確保できたので善しとしますが。
  11. しらび平駅に着き、20分ほど待って駒ヶ根駅まで行くバスに乗車。駅で切符を買ってから、次の電車が来るまで約1時間もあったので、近場で昼食を済ませることに。
  12. 水車という割烹食堂で、ソースかつ丼(900円)をいただきました。前日、バスに乗っていたときから、目にする看板の多くに「ソースかつ丼」とあって、気になってたのよね。
  13. 12:46に岡谷行きの各駅停車に乗車。岡谷からはあずさ20号の指定席車両で(乗車券+特急券で7,330円)。近くで小さいお子さんがギャン泣きしててちょっと滅入った、仕方ないけどさ。
  14. 16:34に新宿着、人多し。そして17時過ぎに帰宅、ミッションコンプリート!!
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