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あたりまえのことを バカになって ちゃんとやる

小宮一慶氏著『あたりまえのことを バカになって ちゃんとやる』について覚え書き。この方の著作は過去にも何冊か読んでいて、自己啓発本としては割と自分に向いているなぁと思うところがあるのだけど、本書についてはタイトルのストレートさ(謎)と値段の安さ(いつぞやのセールでKindle版が199円でした)に惹かれ購入。安かったうえに、たまたまAmazonギフト券が余っていたので、まったくお金を使わずに買えたってのも大きいか。

著者曰く、人生とは一本の太いチューブの中を歩いているようなものだという。その喩えが本書には何度か出て来るのだけど、残念ながら最後までピンと来なかったし、自分なりの咀嚼もできませんでした。チューブの上限につくか、下限につくかで人生は決まるって言われてもねぇ......ちゃんと図解もあるのだけれど、それを見てもなおよく分からないという。一方、やっぱり参考なるくだりというのもそこそこあって、たとえば

ものすごく細かいところまで見る顕微鏡と、世界全体や未来まで見透かす望遠鏡の両面から見ていかないと、正確な判断ができない

というのは仰る通りだろうなと。ミクロの視点とマクロな視点、あるいは抽象度の高低、時間軸を行きつ戻りつしながら一つの事象を多角的に捉え最良の判断を下す、というのを自分なりに頑張っているつもりなのだけど、本当にどっちか一方に偏ってはよろしく無いですね。こと判断に関しては

小さな意思決定をどれだけ積み重ね、精度を高めてきたか。それが意思決定力となり、ここぞという大きな意思決定の場で発揮される

というのも、まぁそうでしょうね。被る痛手とのバランスが難しいけれど、多少の失敗を通じて判断力、意思決定力は磨き続けなければいけない。別に仕事でなくとも日常生活においてもそうで、次の1秒に自分が何をするのが最良かって考えながら過ごさないとね......さすがに1秒ってのは極論だし、本気で実践すれば生きるのが窮屈に感じられてしまいそうだけど、しかしボヤボヤしてたらあっという間に棺桶に入ってそうな気もして怖い。

人生は長期戦であり、短期戦です。
マラソンでもあり、五〇メートル走でもある。

いや本当に。がんばろう。

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