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Fw: 街中で視覚障害者をサポートするには?

数日前にふと思い立って作成したTogetterまとめ、街中で視覚障害者をサポートするには?が思いのほかアクセスされているようで、現時点で既に5,000ビューに迫る勢い(ご覧いただいた方、ありがとうございます)。

何らかのサポートを目的とした善意に基づく行為であるせよ、迷惑に思われたり恐怖心を与えるケースが実際にある以上、視覚障害者に対して身体の一部や持ち物を唐突につかむようなことは、緊急時でもなければ避けるべきだと思います。そういう行為が減る一助になればと思ってTogetterまとめを作成し、冒頭「まずは一声かけましょう。」と書いたのですが......寄せられたコメントの中には、あまりその点が伝わっていないと思しき反応もあって、なかなか難しいなぁという感じ。

確かに、まとめたやりとりには上記のほかにも複数の論点が含まれているし、受け取り方次第では「もう視覚障害者をサポートするのなんてやめよう」みたいな負の感情を抱かれても仕方ないかもしれない。しかし当然ながら、一連のやりとりで発言している障害当事者が全ての障害当事者を代表して発言しているわけではなく、積極的な声掛けなりサポートを望む障害当事者だっているはずなんですよね(それでもなお、身体の一部や持ち物を唐突につかむのは駄目だと僕は思いますが)。

今回の一件で改めて感じたのは、視覚障害者が周囲に対してサポートを求めるためのサインが社会的に共有されていないことの難しさ。別のTogetterまとめで「白杖シグナル」「白杖SOS」に関する反応(2013/2/23)というのを読み直しても、同じことを痛感します。もっとも、何らかのサインを標準化し普及させるにも一定のコストが必要になるから、結局のところ声の掛け合いでいいじゃんって話なんだろうと思いますが。

まぁ、そういうサインは要らないにせよ、少なくとも視覚障害者との接し方、サポートの仕方(どういう状況でどう困りやすいからどう助けると良いか)は、もっと広く社会全体で共有すべきであろうことは間違いない(本質的には視覚に限った話でもありませんが)。幸いにして僕はWebアクセシビリティを高めるという仕事柄、全盲や弱視の方と接する(いや、飲みに行く?)機会がそこそこある(おそらく平均よりずっと多い)からこそ、理解できていることがありますので......というわけで@ma10さん、@debugonさん、また飲みに行きましょう(というオチ)。

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