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MacBook Pro 新調顛末記

裏蓋を外した状態のMacBook Pro

San Diegoに滞在していた、2月28日のこと。同僚の黒澤さん(誰)が泊まっていたホテルの一室をネットカフェと呼び、予定の無い時間帯などに入り浸っていたのですが、そのネカフェにあった高さ50cmくらい?のテーブルから起動中のMacBook Proを落としてしまいました。すぐと頭から血の気が引いたのだけど、そのまま普通に動作しているようだったので、胸を撫で下ろしたのも束の間。その日の夜、自分のホテルに戻っていざMacBook Proを使おうとしたところ、起動しない。症状としてはMac が立ち上がらなくなった時の対処方法 - A Day In The Lifeに近く、シングルユーザモードで起動して /sbin/fsck -fy すると /dev/rdiskOs2 (hfs) EXITED WITH SIGNAL 8 って言われる。CD-ROMにしろ何にしろ、別の何かから起動しないと対処のしようがなく、つまり日本に帰るまでは打つ手無し!という状況になりました(一種の「文鎮化」)。

帰国後、早速Mac OS X 10.6のインストールディスクからの起動を試みるも、カーネルパニック時と同じエラーが出て起動失敗(今思えばこの時点でマザーボードがおかしいと結論づけてたら良かった)。改めてシングルユーザモードで起動してふと df したら、なぜかマウントされてないぽかったのですかさず /sbin/fsck_hfs -r /dev/rdisk02 するも、The volume Macintosh HD could not be repaired after 3 attempts. となって手詰まり。その後、なんとか起動には成功するものの異常に遅いスピードで、壁紙が出てから先がなかなか進まない(止まってしまったかどうかの区別がつかない)。その後はシングルモードで起動する→ 不思議と fsck でエラーは出ない → 普通に起動させようとしても全然進まない、の繰り返し。シングルユーザーモードで起動しさえすれば中身は無事に見えたし、最悪でも出国前の2月24日時点のフルバックアップがTime Machineのバックアップ先HDDに残っていたので、次なる手としてHDDの交換を決意。

3月5日午前に秋葉館に向かい、手頃なTOSHIBA 500GB Serial ATA [MQ01ABD050]を購入。とんぼ帰りしてさくっと交換、いざOSをインストールしようとするも、CD-ROMから起動できない。落下時にメモリの挿入位置がズレたかも、と思い挿し直すも効果無し。本体のほうを買い直すのは最後の手段とはいえ、判断を誤った&早まったなぁ......結局、HDDを買ってきた意味ナシ。会社に誰も使っていないMacBook Pro(15-inch Glossy)があると聞き夕方に出社、試しに落としたMacBook ProのHDDを外付けして起動できるか試したところ、ちゃんとマウントもしたしディスクユーティリティでもエラーは出ないし一応起動もした(けれどマシンスペックゆえか?低速過ぎて止まったかどうかの区別がつかない状況にはなる)。なので、HDDは完全なクロというわけでもないらしい(とはいえ完全にシロだとも言い切れない微妙な感じ)。

いよいよ本格的な手詰まり、これ以上時間を無駄にもできないため、社内的な最低限の確認を取ったうえで新品のMacBook Proの購入を決意。3月6日午前、ビックカメラ新宿店で売られていた一番安いMacBook Pro、つまり非Retina・メモリ4GB・2.5GHzデュアルコアなMacBook Pro(13-inch, Mid 2012)を108,800円で購入。あとはもとのHDDからデータを戻しさえすれば......と思ったけれど、やはりここでも問題が。エラーコード -36が出まくり、単純なコピーすらまともに完了できない(巷に言われていたUSBハブをかませるハック?を使っても解消せず)。やはりHDDもどこかしらダメージを受けていた、ってことなのかも。結局、データの大部分はTime Machineから戻しつつ、一部はもとのHDDから救出するなどして、作業環境を復旧させました。ちなみにその日の晩に同じビックカメラでメモリ(CFDのW3N1333F-8G)を買ってたんですが、翌日さくっと認識させることができ、無事16GB化できました。ParallelsでWindows起動してもストレスを感じなくなったのは素晴らしい。

そういうわけで、久々にMacのハード絡みでバタバタとしてしまいましたが、MacBook Proを新調した次第。壊してしまったものは2010年6月購入の品であり、積んでいたOSも10.6.8でしたから、もともと今年中には買い替えOSも最新に......と考えてはいたのですが、まったくの予想外でのタイミングとなりました。睡眠を削りまくって復旧に時間を費やしたぶん、思ったよりは早くに復旧できたとは思いますけども(Time Machineによるバックアップはやはり優れているので今後も継続する)。おかげでユニボディMacBook Proの裏蓋開けたり閉めたりするのに激しく馴れましたから、HDD交換なりメモリ交換なり、格安でお手伝いします(嘘)。

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