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60歳までに1億円つくる術

昨夜、冷たい雨が降るなか、気分転換にスタバまで出向いて1時間ほどで読み終えたのが内藤忍著『60歳までに1億円つくる術』という新書。既に弾さんの書評に書かれている通りで、本書には新しいことは何も書いていない。収入を増やす、長期分散投資をする、支出を減らす、ただし「我慢をしない」……そう、本当によく目にするごく基本的な金融リテラシーをコンパクトにまとめられたのが本書。ただ基本的であるだけに、折りをみて復習しておく必要があるかなと思ったのが購入動機。第4章「それでも投資は必要」から少し引用させていただくと、

何も考えずに、あればあるだけ使ってしまうか、もしくは爪に火をともすような生活を送り、死ぬときに使い切れなかったお金を残して死んでいくか、どちらか極端な人が多いのです。どちらも、あまり幸せな人生とはいえません。その最適なバランスを実現するためのツールが「投資」だと思います。

幸せな人生といえるかどうかは、あくまでも本人の主観の問題であって、ほかの誰しも決めつけることはできないと思いますが、しかしこの投資の定義はなかなかわかりやすいと思いました。ただし、投資した結果が確かに将来の自分に持ち越されることがその前提にはあって、損をしてしまった場合のことを考えるといまいち微妙でもあり。とはいえ今の自分を顧みるに、生来のケチな性分が災いし、どちらかというとお金を残して死にそうな感じはしているので、もう少し投資に積極的にならないといけないかなぁと感じました。

本書のなかでも指摘されているように、資産というのは何も金融資産がすべてではありません。「健康」というのも大事な資産なわけで、いまもスポーツクラブ通いは(やや頻度が落ち気味ながら)継続しているけれど、それも含めて「今」この瞬間の自分自身への投資のバランスを上手に取らないと、ということを再確認。

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