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覚え書き

Re: 2008年05月20日 第3回テストフライト

Unknown -要するに読書日記と人力飛行機-「安全」が全ての前提というエントリ経由で知ったのですけど、東京工業大学 Meisterの試験飛行で、ちょっと信じられないアクシデントがあった模様。YouTubeで公開されている動画中の文言を引用するとプロペラにグランドクルーのフードが巻きこまれ転倒したそうです。飛行中の人力飛行機の、すなわち100〜150rpmぐらいのスピードで回転中のプロペラに、グランドクルーの身体(正確には着ていた服だったわけですが)が接触しただなんて、個人的には前代未聞です。言わずもがな、一歩間違えれば人命に関わる大惨事に発展していた可能性があります。

僕が先に「信じられないアクシデント」と書いたのは、Meisterが日大や東北大、府立大などと並んで、近年の鳥人間コンテストでは強豪チームに数えられるだけの実力がある、と思っていたことに起因します。当然、それほどのチームであるならば、試験飛行の運用についても既に成熟し完成された(いわば「枯れた」)手順でもって臨んでいるものとばかり思っていたわけです。このフライトに言及したBlog記事、代表日記 :: Meister Online 20072008年05月20日 第3回テストフライトには次のようにあります。

TFはまだ3回目であり、1年生もグランドクルーに配置していましたが動きを完全に把握しているわけではありませんでした。また2年生以上の上級生でさえ、ビデオの映像を見ると助走のタイミングが遅く機体に追いつけていなかったり、草地に侵入したときの動きなども統一感がなくバラバラになっています。これは確実にグランドクルーの育成不足であり、十分に練習もせずに早い段階からジャンプへ移行してしまったこちら側の責任でした。事前にグランドクルーの動きの確認をしっかり行わなかったために起きてしまった事故と言えます。

事故原因の一つにグランドクルーの育成不足を挙げられていて、それは確かにそうだろうと思うのですけど、生まれて初めて人力飛行機の試験飛行に臨む1年生はともかく、2年生以上の方々は過去の試験飛行から既に多くを学んでいたはずですから、そういう意味では(試験飛行の運用にまつわるノウハウに限らず)技術や経験がきちんと蓄積・伝承されていないのではないか?との懸念を抱きます。それは年度単位で代替わりの発生する学生チームにはよくありがちな(そして僕にも確かに身に覚えがある)話だったりしますけども、逆にその難題がクリアできて初めて強豪チームとして認知されるだけのレベルに到達できるハズ、とも思っていたわけで……。まぁ僕の勝手な懸念が杞憂であることを期待しつつ、是非改善すべきところは徹底的に改善して、安全第一で今後の試験飛行に臨んでいただきたい感じです。ここで書かれるまでもなくそのつもりでしょうし、また実際アクションは起こしているようですけども。Meisterの皆さん、頑張ってください。

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