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世界の「最先端」事例に学ぶ CSS ベスト・プラクティス

大藤さんの最新著作、『世界の「最先端」事例に学ぶ CSS ベスト・プラクティス』を読了。Web Designing誌に連載されている「CSS Analysis」の書籍化としては、『世界の「最先端」事例に学ぶCSSプロフェッショナル・スタイル 』に続く第二弾。第一弾を読んだときに、やや冗長な構成が気になります覚え書きしましたけど、その点は本作でも大きな変化はありません。古いブラウザへの対応に関する記述、display:none;を指定することや画像置換のリスクへの言及などは、繰り返し登場します。しかし僕はこの連載というか企画が好きですし、何より書籍としてまとめて読んだり手元に置いておけるのはありがたいことなので、買わせていただきました。

個人的なハイライトは、MISSION 025で取り上げられていたXHTMLソース。条件分岐コメントに書かれたDOCTYPE宣言が機能するだなんて、知りませんでした。普通、そんなソース書こうなんて思わないし(まさに「その発想はなかったわ」)。加えて、条件分岐コメントが入れ子になっても機能するということも初耳でした。そもそも条件分岐コメントを書くことの必要性自体が日常的には無いから、試そうとも調べようとも思わないわけで。確かにMARCO ESTEBAN CALZOLARIのサイトを訪れてみると、

<!--[if lte IE 6]><![if gte IE 5.5000]>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<![endif]><![endif]-->

なんて書いてあるのだけど、入れ子にせずになぜ

<!--[if (lte IE 6)&(gte IE 5.5000)]>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<![endif]-->

と書かなかったのか、は謎です(&を使った、複数の条件を満たす場合のための書き方はAbout Conditional Commentsで確認)。話は変わりますが、MISSON 001で紹介されているVivabitは、co.ukドメインからcomドメインに変わっているようなので注意が必要です。また、MISSION 015で紹介されているDomakiは、アクセスするとPlayground Bluesへ転送されます。

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