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Web Directions South 2006 DAY1

1日目の晩は疲労が激しく、夕食を部屋で済ませるなりいきなり爆睡してしまいました(そして3時に起きて仕事再開)。詳しいレポートは例によって某所で行いますが、取り急ぎメモ程度にWeb Directions South 2006 1日目の感想など。

Opening Keynote: Designing for lifestyle

Kelly Goto氏によるキーノート。後半がかなり駆け足になってしまったのが残念だったけれど、自分の知らなかったWebサービスとかモバイルデバイスを知ることもでき、参考になったかな。デザインしたモノがユーザにどのような体験をもたらすのか、その仮説/検証プロセスが今後一層重要になっていくような予感。

Explaining Ajax

JeremyによるAjax講座。Austinで会って以来でしたが忘れられていなくて嬉しかったw 相変わらず彼の説明は非常にわかりやすいものでした。このプレゼンのなかで最もウケた図はFlickrのほうにUPしていますが、これはつまり物事が定着に至るまでの一般的なプロセスを描いたものとして理解しても良いような気がしました。たぶん、Ajaxばかりではなく、たとえばWeb標準もきっと同じ道をたどるでしょう(そうであって欲しい)。

Information architecture for web developers

今回のイベントで注目していたのは、こうしたIA関連のセッションが複数組み込まれていること。実装回りの話が一段落してしまえば、やはり話の主題がJJGの描いた5 Planesモデルで言うところのより下のレイヤーに移っていくのはある意味自然なこと。ただこのセッションの内容は、やや基本的に過ぎた感じでした。

Managing accessibility compliance for the Commonwealth Games

Gian Sampson-Wild氏によるプレゼン。Melbourne 2006 Commonwealth Gamesのサイト構築を通じて得られた、アクセシビリティという名のモンスターを飼いならすための8つのステップを解説。語られた内容は割と平凡ではありましたが、やはりユーザーテストは欠かせないというところが肝だったかなと。

Microformats: an evolutionary revolution

早口なJohnによるmicroformatsのススメ。なぜmicroformatsが必要で、それが便利なのかという概論の説明に始まり、「卵と鶏のどちらが先か」問題にも言及、hCalendarを用いて実装されたデータをお手軽にiCalに読み込むデモはもはや十八番ですね。なんでも今本を書いているそうで、来年はじめには出版されるとか。翻訳で参加するチャンスは巡ってくるのかな?

Accessibility 2.0: Where do we go from here?

Derekのユーモアたっぷりなプレゼン。いや実はこのセッションが1日目のなかではもっとも面白かったし、キーノートに位置づけても良かったんじゃないかと思ったぐらい、良かったです。彼の熱のこもった話し方のせいもあるにせよ、UAにできることはまだあるといった彼の主張は、UAの進化を日頃もどかしく思っている自分にとって凄く共感できるところがありました。

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