MIX06でみえてきたIEの今後

2006年3月22日著

いやはや凄い話になってきました。何がってInternet Explorerの話。ラスベガスで3日間にわたり開催されたMIX06というイベントでIEの将来像がさらに明らかになったようで、下記の記事は必読ではないかと。

読んだなかで特に気になった点を3点、以下にまとめます。

IE7のレンダリングエンジンは既に開発を終了しています。CSSについても、現在公開されているビルド（Internet Explorer 7 Beta 2 Preview - released on March 20th）のサポート状況がイコールでIE7のそれ。つまり事実上、Web標準絡みの描画チェックは開始することが可能ということ。Ericも上記エントリの中でテスト開始を呼びかけていたりします。
IE7は2006年後半にリリースされます。逆にいえば、現状のサイトでIE7に対し何がしかの対応が必要とされる場合、その策を練るのに残された時間は最短でも3ヶ月はあります。
将来的にIEは9〜12ヶ月毎に新バージョンがリリースされます。

さらに、Bill Gates氏がキーノートのなかで「我々にはmicroformatsが必要だ」などと言った模様。この点についてはmicroformats | weblog | Bill Gates at Mix06 - “We need microformats”に少し詳しく紹介されています。とはいえ、ちょっとこれだけでは発言の真意がわかりませんが。MSNのサイトで利用する予定なのか、IE側でなんらかのサポートを用意するのか、あるいはその双方か……いろいろ想像してしまいますけど、しかしなんといってもアノGates氏の発言だけに、今後のmicroformats普及に向けては極めてポジティブに作用するのではないかと期待。
それにしても、EricのIEチームに対する感嘆ぶりも凄いですね。とはいえ、この写真はやりすぎではないかと思ったけど（爆笑）。