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乾電池で飛ぶ有人飛行機

今月16日に出された松下電器のプレスリリース「『オキシライド乾電池で有人飛行機を飛ばそう!』プロジェクトをスタート」は、往年の人力飛行機ファンである僕にとって、とても気になる内容でした。いわく、オキシライド乾電池単3形100本(計算目標値)を使用して有人飛行する飛行機を飛ばすことに挑戦するのだそう。東京工業大学および同大学のサークル「Meister鳥人間コンテストでは強豪チームとして有名)」が協力するとのこと。同プロジェクトのページは既に公開されています。
乾電池で飛ぶ、ということが見事実現できれば、確かに世界初でしょうね。リリースを読んで、Paul MacCready氏の設計・製作したGossamer PenguinやSolar Challenger、それにBionic Batが真っ先に思い出されたのですけど、いずれも太陽光や人力で発電したのを蓄電するためにバッテリーを搭載していたというだけで、無論乾電池が動力源ではありません。どれだけの時間/距離を飛行させる予定か知りませんけど、離陸のための初速の獲得も含め、必要なエネルギーの大半を真に乾電池のみから得るのであれば、結構凄い快挙ではないかと思われ。で、当然飛行の様子はCMに使うんだろうなぁ。乾電池のCMって大抵無茶な仕事をやらせてホラ凄いでしょ?てなノリだったと思いますが、今回のプロジェクトもかなりインパクトがあって絵にもなると思いますし。
残念なのは、飛行会が非公開であるということ。などと面白くもない駄洒落を書きたくなるほど「オイオイなんだよそれ」って感じなんですが。機体の大半をMeisterが製作するのであれば、おそらく関東圏で飛ばすのでしょうし、となると利用できる飛行場も自ずと絞られるわけで、いずれ時期が来れば情報が漏れ伝わってくるんじゃないかと思いますが……人力飛行機関係者(誰)に限って特別公開とかしてくれないかなぁ。っていうかその飛行会の実施予定が今年7月になってますけど、鳥コン出場チームの試験飛行とバッティングしないかね?

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