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東海大学、初フライト成功

珍しく、人力飛行機の話題。例年、この時期になると鳥人間コンテストの書類審査結果が各チームに郵送され始め、その悲喜こもごもだとか、あるいは試験飛行の情報がどこからともなく(っていうか2chとかw)飛び交うようになります。そんななか、「わきわきわっきー」の「テスト・フライト」経由にて、東海大学人力飛行機研究会(TUMPA)の今年の機体が初フライトに成功したとの情報を得ました。飛行の様子の動画も閲覧することができます。
東海大学といえば、伝統的に低翼式のレイアウトの機体を設計・製作しているチーム。自分も現役当時、富士川滑空場まで試験飛行を見学させてもらいに行ったことがあります。低翼であるがゆえに、グランドクルーの人々はなかなか大変そうに映ったのが今でも覚えています。なにしろ、ロール方向に機体が傾いたときに、高翼機であれば当たり前のようにできる「(翼を)下から引っ張る」ということができないんですからね。
今年の機体ですが、コンセプトは高剛性(頑丈に)、全天候型(高速型)、目標は少なくとも2000mは飛ぶ、だそうです。過去には1600m以上のフライト記録を持っている同チームだけに、この時期に既に自走離陸に成功していることを鑑みれば、今後の調整次第では十分達成可能な目標ではないかと思います。昨年は台風の影響から中止となった人力プロペラ機部門、東海大もまた他の多くのチーム同様飛行機会を失ってしまっていましたが、今年はこの低翼機の大フライトを目にすることができるでしょうか。期待して7月16・17日を待ちます。

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