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官公庁のWebサイトに異変アリ

つい先日、厚生労働省のWebサイトがリニューアルしてフルCSS実装になったことを知ったばかりですが、今日になって今度は外務省(ただし現状英語版のみ)が「スイッチ」したことを知りました。文字サイズの変更を行うボタンがヘッダ近くに置かれていたりして、それなりに頑張ってWebアクセシビリティに取り組んでいるような印象。これもまた、昨年6月に公示されたWebコンテンツJISの影響を受けた結果のひとつなのでしょうか。
年度末のこのタイミングでリニューアルしたということを考えると、おそらくは3〜4ヶ月前から準備を進めてきたのでしょうから、どんなに遅くとも昨年中には計画していたことになります。年度内に使えるお金の額がしっかり決められてしまうお役所では、年度内の業務内容を前年度のうち(その前の年の冬から春先にかけて)に確定させてしまうパターンが多いとばかり踏んでいましたから、これは意外でした。別のエントリで既に書いたかもしれませんが、WebコンテンツJISへの対応が官公庁で本格化するとすれば、その作業に取り掛かるための予算がしっかり確保された今年4月以降であって、つまりその成果を目にし始めるのは夏以降になるのではないかと勝手に思っていたわけで。
年度途中に余ってしまったお金で作業をしたのか、もともと年度末にリニューアルする予定だったので仕様を変更してCSSの積極的な利用を盛り込んだのか、それとも……?なんにせよ、素晴らしい傾向ですね。この動きに刺激を受け、いまだレガシーな実装が全盛の他の官公庁のWebサイトでも、アクセシビリティ向上やらフルCSS実装やらが積極的に普及していくことを期待したいと思います。文部科学省が動けば、ひょっとしてJAXAも動く……かな?

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