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毛利氏の発言の真意

最近更新頻度が再び上がってきたのが個人的にとても嬉しい5thstar管理人日記の「Surely you're joking, Dr. Mohri?」より。なんか、毛利日本科学未来館館長/宇宙飛行士が政府主催のタウンミーティングでトンデモ発言をされてた模様。議事要旨にもその発言の一部が掲載されています。
「遺伝子情報が全て読み取られた」というのは事実だし、「一人一人の差」が「遺伝子の組み合わせの差」に依る部分は確かにあるとも思うけれど、それがなぜ毛利氏にとっては「残念」なのだろう?個体差、個性の存在が残念って……多様性があってこそ、人類は生き延びてこれたのでしょうに。そもそも、ヒトゲノム研究の話と習熟度別学習の話は全く別の議論だと感じるけど、両者を結びつけて語ることが果たして現時点で妥当なことだったのでしょうか。穿った見方をするなら、今の教育環境の抱えている問題を棚に上げて、成績の伸びる・伸びないの違いを遺伝子のせいにしているようにすら思えます。
毛利氏の発言の真意、是非問いただしてみたいものです。このままでは日本の、ひいては世界中の宇宙飛行士の品位を疑われかねないのでは?

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