@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

WASA鳥プロを訪問

WASAとは、早稲田大学宇宙航空研究会のことで、僕が大学時代に所属していたサークルです。その歴史は意外に古く、1965年の発足。サークルはいくつかのプロジェクトに分かれており、僕は「鳥人間プロジェクト(鳥プロ)」に参加して、大学3年の夏までひたすら人力飛行機の製作に明け暮れたものでした。
1995年の夏、鳥人間コンテスト(鳥コン)人力プロペラ機部門中4位の成績を収めた直後、僕はWASAを辞めました(注:円満な「引退」ではない)。今となっては、その後の9年もの月日が当時の感情の記憶を薄めてしまったけれど、端的に表現するなら人間関係に消耗し切ってしまったがゆえの脱会でした。あの時は多方面から非難を浴びたし(後輩の育成はどうするんだとか)、確かに振り返ってみると我ながら疑問に思える部分が無きにしも非ず、なんですけどね。若気の至りと言われれば、まぁそうかもしれないし。
もともと来週の月曜日、今年の鳥コン本番を目前に控えたWASAを、友人のPaulと共に訪問する予定だったんです。過去はさておき、形式上は自分もOBの一人という関係性でもって。しかしながら、僕自身が上記のような経緯もあって現役世代とのコミュニケーションを全く取っていなかったこともあり、まずは僕だけで挨拶に行く必要性を感じていたのです。

前置きがとても長くなりましたが、そういうわけで行って来ました大久保工科大学。一部新たな校舎が建てられていたとはいえ、キャンパスで目にする全てが懐かしく思われます。そしてついにWASAの作業場へ。ちょうど、応援の練習やら機体の製作やらで忙しそうな時間帯でしたが、チーフや(今回コンタクトパーソンになってくれた)プロペラ設計者等の皆さんは暖かく出迎えてくれ、また嬉しそうに今年の機体の解説をしてくれました。
結局、なんだかんだいって2時間半ばかり、話し込んでしまいました。他の鳥人間チームの情報や、WASAのOB会についてなど、話題は豊富でしたが、とにかくコミュニケーションを図るうえでの「チャンネル」を良い形で復活させることが出来たのは、嬉しかったです。会計の人ともお話し、僅かばかりの金額ではありますが、活動への寄付も行いました。

現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2004年7月 > WASA鳥プロを訪問
Google カスタム検索を利用しています