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CSSが有効かつ画像非表示

CSSが有効かつ画像非表示な設定で視覚系ブラウザを利用することについて、いろいろ考えさせられることがありました。話の発端は、CSSによる背景画像置換のテクニック(利用例:news.com.com)なんですが、適用せんとする画像に文字情報が含まれていた場合、CSSが有効かつ画像非表示な環境では文字情報が欠落した見栄えになります(当たり前)。
「CSSが有効かつ画像非表示」で視覚系ブラウザを利用しているユーザはマイノリティだ、との意見があります。しかし、モバイル環境からネットにアクセスする人では特にですけど、(CSS周りはさておき)画像を非表示にしている人が少なくないように思うんですが、実際のところどうなんでしょう。
また、そのような設定変更を「わざわざ」行う程の知識を持ったユーザは、アクセシビリティが損なわれる危険性をそもそも承知しているはずとの意見があります。しかし、(画像の表示・非表示の切替は知っていても)CSSについては知識を持ち合わせていなかったり、またCSSの無効化が簡単にはできない環境を利用していた場合、画像のalt属性値の指定がされていない状態と見栄え上は区別がつきにくいために、「不便なサイトだ」との印象を抱かれてしまうのではないでしょうか。
個人のサイト等であれば、上記のようなリスクを冒してでもサーバへのアクセス負荷軽減等を優先させて背景画像置換を利用するという方針は、もちろんアリでしょう。しかし企業の場合、その導入にあたってはリスクを十分に検討する必要があると思います。もちろん、世の趨勢が「背景画像置換マンセー」に傾けば、リスクの度合いは相対的に小さくなるわけで以下略、なんですけども。

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