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12日目(2000/1/6)

現在朝の7時過ぎ。シャワーを浴びてきた。今朝は隣の部屋のJohnもMarcolmもまだ浴びていないらしく僕が一番だった。ペンギンと会えるのも今日が最後。今日は3度の上陸が予定されている。天気は、曇り。

午前中の上陸から帰って来て部屋にいる。コーヒーを1杯飲んで、写真のキャプションを書き終って、やっと落ち着いた。

朝食ではAndrewというオーストラリア人と知り合った。彼はタンカーの詳細設計に携わるEngineerだ。どうも某三井系列の会社と仕事をしているらしく、日本にも二度、それぞれ1ヶ月ほどの滞在で仕事をしにきたことがあるらしい。(いちばん最近に来たのは2年半前らしい。)それなりに日本の話題で盛り上がるが、先日のロケットの打上げ失敗も知っていた。しかし概して欧米人はいついかなる時もPositive Thinkingというか、「TRY」という言葉が好きというか。

午前中の上陸地はHalf Moon Islandで、あいにく雨が振り始めたなかでのZodiac乗船となった。島では非常にたくさんのアゴヒゲ(と数羽のジェンツー)を目にした。あまり巣に近付けるポイントは無かったけれど、何個所かで雛も遠目に確認することができたので、やはりちょうど子育てが始まったぐらいの時期なのだろう、今は。

ここで興味深かったのは、Susanが見せてくれたペンギンのStomach。詳しい理由は彼女が相変わらず早口なのと専門?用語でよくわからなかったのだが、とにかく自分で吐き捨てることがあるのだそうだ。黄色から黄緑色のグラデーションのかかったぶよぶよした掌サイズの物体で、あまり見ていて気持ちのよいものではなかった。

この島でもアザラシを1頭だけだけれど目にすることができた。しかしこれがまたとっても気持ち良さそうに寝ているんだな。たまに背中をかいたり、ちょっかいを出すペンギンに起されたりしていたけれど、しかしかなり幸せそうな寝顔が印象的だったな。それと、この島の浜辺では今までで一番ペンギンの死体(その多くは白骨化している)も目にした。それらの写真は敢えて撮っていないけれど、しかし厳しい自然界の一面ということで記憶に止めておくことにしよう。とにかく風が冷たくて、雨も相変わらず降ったりやんだりで、皆(王さんも)かなり早く船に戻っていたな。僕はできるだけ長く島にとどまっていようと思ったけれど、やはり寒くて11時くらいにはZodiacに乗った。(Last Zodiacは11時半に予定されていた。)

今日2度目の上陸から帰ってきた。

昼食は朝知り合ったAndrewとその連れのミミ(Mimi)と話す。日本の話しもしたが、驚くべきことに彼らはこの旅の後、5週間ほどパタゴニア地方をバックパッキングするという。彼らにとってバックパッキングは2度めで、前回はアフリカを旅したという。アンドリューはある特定の期間契約社員として働いてはまた別の仕事をするといったスタイル(職探しはインターネットを利用するとのこと)だ。日本の終身雇用とは大違いだね、と僕は言って笑ってやった(もちろん、僕の個人的なideaについても話した。)それからオーストラリアに住むという世界最小のペンギンについても話しを聞いた。背丈が大人でも30cmぐらいだという。いつかは見にいこう。

2度目の上陸地はGreenwich IslandのYankee Harborだ。天気は曇り、そして低く立ち込める霧。最初の上陸地点で写真を撮って48Mのコンパクトフラッシュが一杯になったので、8Mのバックアップに交換。ここではジェンツーの一大ルッカリーを見た。本当にすごい数がいた。トウゾクカモメもかなりいて、よく低空で飛行して、時折僕の頭上でホバリングしたりした。威嚇しているのだろうか。

遮断機のような人工物や朽ち果てた観測小屋を見かけたが、いつどこの国が作ったものかはわからない、とSusanは言った。雪解け水が流れ込む巨大な池で遊ぶジェンツーも見かけた。浅いところに立ちつくす姿はまるで温泉にでもつかっているかのよう。最後に海の方へ行って鯨?の骨とともに写真を撮り、Yankee Harborを後にする。

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